歯周病とは

 ①歯周病とは

歯周病を簡単に説明しますと、歯肉(歯ぐき)に炎症をひきおこし、進行すると歯をささえている骨を溶かし、歯が抜けてしまう病気です。

症状

・歯周病と歯肉炎

歯周病の初期おいて、歯ぐきの炎症のみにとどまったものを「歯肉炎」と言います。

歯周病が進行して、骨まで溶けてしまい、歯がグラグラしてくると、「歯周炎」の状態です。

・歯周病と肺炎

高齢者の方が亡くなる原因として、多いのが肺炎で、その中でも「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」が最多です。

食べ物や唾液が食道を経て胃へ送られますが、誤って気道から肺へ食べ物が送り込まれることがあります。

その食べ物に着いている歯周病菌が原因となって肺炎を起こすことがあります。これを誤嚥性肺炎といいます。

②歯周病 症状

・歯周病 症状 チェック

 歯周病には、下記のような様々な症状があります。

 チェック項目が多いほど、重い歯周病が疑われます。

 ①冷たいものが歯にしみる

 ②固い食べ物ものをかむと痛い

 ③歯ぐきが下がって歯が長くなってきた気がして、出っ歯になった

 ④歯と歯の間にすき間ができ、物が挟まりやすい

 ⑤歯ぐきが痒くて、ムズムズする。

 ⑥朝、起きた時に、口の中がネバネバする感じがある

 ⑦ブラッシング時に、歯ぐきから出血する

 ⑧歯ぐきの色が赤や、紫色

 ⑨口臭がする

 ⑩歯ぐきが腫れている

 ⑪歯ぐきから膿がでる

 ⑫歯がグラグラして、動く

 ⑬糖尿病にかかっている

 ⑭不規則な生活を送っている

・歯周病 症状 口臭

女性が歯磨きをする理由は、虫歯予防より口臭予防のためとさえいわれ、口臭で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

口臭の中でも、歯周病からのが、最も臭いが強く、最も多い原因でもあります

こうして、歯周病をよくすれば大半の口臭が改善されます。

また、口臭だけに限らず、口や体の健康にも大切な役割を果たしています。

③歯周病 治療

歯周病の治療は、次のような治療を行います。

ブラッシング(歯みがき)

歯みがきは歯周治療の基本です。

正しく磨きましょう。

歯ブラシの選び方、持ち方、毛先の当て方、動かし方、力の入れ方など模型を使って練習しましょう。

また歯の汚れの中の最近を赤く染めて、磨き残しをチェックすることもあります。

位相差顕微鏡で、お口の中の細菌をみることもあります。

歯石除去

歯石除去の器具を用いて1本1本歯石を取り除いたり、超音波の器具で歯石を破壊する方法があり、歯石を効率よく除去することができます。

歯周外科

麻酔して歯ぐきを開き、普通見えない深い場所や歯の間の歯石を取ります。

またでこぼこした歯槽骨の形を整えたり、歯周ポケットを減らしたりして清掃しやすい環境にします。

増殖した歯ぐきを切ったり、歯の根が露出した部分を新しい歯ぐきで覆ったりする手術もあります。

不適合な補綴物のやり直し

被り物の適合が悪いとすき間に細菌がたまり、炎症状態が続いて、歯周病が再発しやすくなりますので、やり直します。

咬み合わせの調整

咬み合わせが悪いと、正しい方向に力がかからなく、骨の吸収が進みますので、咬み合わせをチェックして調整も行います。

抜歯

重度に歯周病が進行した歯を放置しておくと隣の歯までいたんでくることがあります。
その場合は、歯を抜くことが必要な場合もあります。

生活指導
最近の研究では、たばこを吸うと歯周病が進行し、治療の効果も上がりにくいことが知られています。
歯周病の治療上、禁煙も大切です。

全身の健康管理
糖尿病などの全身疾患は歯周病と関連しています。薬などの副作用で歯ぐきが腫れることもあります。

内科と連絡して治療を行います。

メインテナンス
歯周治療が終わったあとはメインテナンスに移行します。

このメインテナンスは、歯周病の治療において、きわめて重要です。

歯周病は、再発し易い病気なので定期的なメインテナンスが必要です。